遊園地

 今日は子供たちの体験クライミング。子供7人プラス大人若干。体験者用にハーネスと靴沢山あるけど子供用のはそんなにない。なので登って下りてきたらハイ次の人に譲ってね、と。

 おおかたは半分も登らないうちに怖いから下ろしてくれと泣きつく。そのくせまたすぐ登りたがる。その繰り返しでいったい何回づつ登ったのだろう。これはもはやクライミングではない、遊園地だ。まあ、それでも何でも良いんだよね。公共の施設で市民がいっとき楽しんだんだから。

 これからの長い人生の中で良いことイヤなこと色々体験するだろうけど、この怖くて楽しい体験が極小さなその一つとして残るのかどうか、それは知らないけどこういうの悪くないと思う。子供のころに何かしらの非日常的な体験を公共の施設でできることはとても素晴らしい。何を記憶に残すかは自ら取捨選択するにしてもオプションが多いに越したことはない。

 本を読んだり他人の話を聞くことももちろん大事だけど、実体験からしか学べないこともあるだろう。ロープ引っ張ってたヘンなおっちゃんやおばちゃんのことは忘れて良いけど、怖い思いしたことやそれでも何だか面白かったことだけ残れば良い。今後の人生でそれが直接役に立つとは思えないけど、無意識には埋め込まれるんじゃないかな。感性を育てるコヤシになるかもしれない。

 とまあ、何とか自分のボランティアの成果を期待たがるもんなんだよねえ。