何かが変わる

 前回このブログを更新したのは11月。5か月経ってしまった。その間にJeff Beckと大江健三郎が逝ってしまい、そして半年後10月にはT-wallが。少年老い易くクライミング成り難し。うかうかしているといつの間にやら盛りを過ぎてしまう。

 しかしなあ、T-wallがなあ。30年まえ当時神のようだった寺島由彦が開いた本邦初の本格的クライミングジムであり、その後の日本でのクライミングのあり方を良くも悪くも規定した、というと少し大仰かな。T-wall開店を境にクライミングは底辺を広げスポーツ化したということだけではない。その前からワールドカップはあったし当の寺島由彦も平山ユージも参戦していたのだから既にスポーツだった。でも何だかよくわからないけど、何かが変わって文化が変わった。そして今T-wallが終わることでまた何かが変わるような予感。もちろん変わるのは悪くない、変わるべき。いつまでもJeff Beck聴いてるんじゃねえ。

 さて、では今後のクライミング界はどうなるのか? そんなことただのへぼクライマーにわかるワケないよ。