実りの秋近し

 今週もまた同じ岩場へ。ここは沢が近くてクルミや栗の木が多く、既に実が落ち始めている。道すがら稲刈りが始まっているのも目にした。実りの秋も近い。クライミングでもそうありたいもんだね。

 最新号のR&Sに「クライミングジムの変遷」という記事が載っていてなかなか興味深い。90年代初頭に始まって双曲線を描いて増加し、ここ2,3年はやや足踏み状態だけどそれでも今年7月現在で全国に544軒あるという。おおよそ日本人20万人当たりに1軒ということになる。

 これって諏訪6市町村の人口と同じだね。確かにジムが1軒あるので全国平均と同じだ。東京は各駅にあると言われるくらいだからさぞや多いのだろうと思いきやそうでもなくて83軒。約11万人に1軒。全国平均(=諏訪6市町村)の約2倍の密度に過ぎない。

 我らが消防署の壁はここでいうジムにはカウントされていないだろうけど、勝手にカウントに加えれば東京並みになる。さらにR&Sの記事によれば「リード壁を持つジム」は2割程度に過ぎないから、そこを加味すれば東京以上となる。まあ、無理に東京と張り合う必要はないんだけど、少なくともこの地はクライマーにとって悪い環境ではないぞ、という自分への叱咤激励。

 ただねえ、消防署壁は冬場の半年と雨の日に登れないのが、なんともねえ。 (G3)