体験クライミング

 小学生8人と、ついでに保護者5人で計13人。事故なく終わってひと安心。

 クライミングを含め、山はすべて自己責任が原則ではあるけど、それは山ヤ・岩ヤの間での暗黙の了解であって、今まで山とは無縁で来た人には通用しない。誓約書もらうし、18歳未満であれば保護者のサインももらうが、だから大丈夫というワケにはいかない。

 責任問題は置くとしても、事故があればとても気分悪いだろうな。自分がケガするのはしょうがない。でも目の前でケガされるのは具合悪い。ましてや体験で受け入れた人が事故ったんじゃあ尚更。でも事故を完全に避けることはできない。何人もの体験者を受け入れていればそのうち何か起こるかも。クルマの運転と同じで、細心の注意を払っていても事故は起きるときは起きる。確率ゼロはあり得ない。

 クルマは運転しないで、クライミングにも手を出さず、危なそうなことを全部避けて100歳まで生き延びる人もいるかもしれないけど、それで幸せかどうかはねえ。

 ところで今年の梅雨はキッチリしてるなあ。写真の田んぼの先には八ヶ岳の稜線が見えるはずなのに雲の中。体験クライミングは幸い雨降らなかったけど、良い天気ではない。日照なくて稲も可哀そう。人間でいえばまだ今日来た小学生くらいの稲だろうけど、稲穂を垂れるまでここから数か月が大変。害虫も食いに来るし、台風も何回か来るだろう。事故なく天寿を全うするのは容易ではない。とか言って結局は人間が喰っちまうんだけど。