登り納め

 消防署に集合した時は―8度。それでも先週と同じ山梨のエリアはやっぱりポカポカ。世界地図で見れば誤差範囲の距離しかないような隣の県なのにこうも違う。1時間強で行けるのだから県内の小川山より近いくらい。有難いことです。

 今年はこれでおしまい。特に華々しい成果があったワケではないが、楽しむだけは十分に楽しませてもらった。それも一緒に付き合ってくれた仲間たちのおかげ。その仲間たちも同じ気持ちでいてくれればなお良いのだけど。そして来年もこんな感じで遊び続けることが出来ればと。

 でもまあ、正月を挟んだからといって何も変わるワケじゃない。年末だ年始だと改まる理由も特にないし、来年に特別なことが起こる予定もない。これが今年最後じゃなくて生涯最後のクライミングならハナシは別だけど。

 しかし生涯最後のクライミングはいつかはやって来るんだね。後になって、ああ、あれが最後だったんだなと。理由はいろいろ有り得るだろうけど、身体の故障が一番多いのかな。家庭や仕事の事情を含めた環境の変化がもしかしたらそれより多いかも。

 何にしても生涯最後のクライミングは不本意に、そして突然やって来ることが多いだろうから、登れるうちは登っておかないとね。常にこれが最後かもなんてのはいくら何でも息苦しいけど、今日1日はたっぷり楽しもうぐらいかな。日常生活では今日は明日のためにばかりだけど、クライミングは今日のために今日登ることができるのだから、出し惜しみしないで満喫するのが良いね。 (G3)