スポーツクライミング「愛好者」

 3週続けた甲府幕岩の混雑を避けて今日は未公開エリアのK山へ。それでも我々以外に10人ほどが。その中には岩場で見知ったクライマーも数人いて、狭い世界だなあと。

 で、ググってみると『日本山岳協会がスポーツクライミングの「愛好者」を60万人としています』というのがある。ウソだろう! どうやって調べたのか知らないけど世の中にクライマーがそんなにいるかい?

 消防署にも毎年体験クライミング講習には30人程度の参加がある。「体験」といっても生まれて初めての人ばかりじゃない。まずは体験クライミング講習を受けなければ消防署で登れないからで、既にこってり登ってきたクライマーも30人の中に含まれている。体育の日に「市民スポーツ祭」のひとつとして2,30人集まったこともあるけど、まあ、その程度。

 でもね、日本の人口1億2千万人として、諏訪6市町村には人口20万人、約0.17%が住んでいる。60万人の0.17%は約1000人。う~ん、ちょっとでも体験した人含めるとそのくらいいるかもねえ。

 しかしそれにしても「愛好者」というのはやめてほしいなあ。レジャークライマーを自認しているとはいえ、余暇にヒマつぶしで登っているワケではない。仕事や家庭を優先しながらもそことせめぎ合ってガリガリやってきたんだから。でもまあ60万人といわれるとその大半はやっぱり「愛好者」なのかな。非公開エリアで会うようなクライマーは60万人中の極一部の、「愛好者」とは呼ばれたくないような狭い世界の人達なのかも。  (G3)