消防署も久々

 もう10月も中旬、10℃を切っていささか寒い。あと2週間もすれば最低気温は氷点下になる。消防署で登れるのもあとわずか。

 個人的にはほぼ1か月ぶりの消防署。岩場にも8月に行ったきり。雨の日が多かったとか、何かとタイミングが合わなかっただけでモチベーションを失ったわけではない。登りたい気持ちをジムでチョボチョボ登ってつないで来た。

 まあ、人生にはこういう時もある。逆に登れる環境はあるのに何故か気持ちがついていかない時もあるし。

 誰にでもいろいろ事情はあるもので、常に良い環境と高いモチを維持できるワケではないはずだけど、世の中には5.14や5段を登る人が現にいる。才能だけでそんなグレードを登れることはないと思う。

 クライミングに限らずあらゆる分野で抜きんでるヤツがいて、そいつらを目標にしたり憧れたりして、その分野でのすそ野が広がっていくもんなんだろうと思う。その尊敬すべき抜きんでるヤツ等はそれなりの待遇を受けてしかるべきなはずだけど、そこは経済原理に従うため分野によってかなり事情が異なる。残念ながらクライミングではそれなりの待遇は受けられない。でもね、あまり金の動かないマイナーな分野であることの居心地の良さもあるかなあと。