スリップダウン

 日曜日、天気良く乾いた空気入って気温低いということで太刀岡山下部メインエリアへ。暑くもなく寒くもなく新緑が程よく日陰を作ってくれて絶好のクライミング日和。

 この写真はフォールではなくて、別ルート別クライマーの核心ムーブをこなす瞬間の写真。おっ、行ったかと思わせてカッコウ良いのだけど、実はこの直後あえなくフォール。連写していればここでもフォール瞬間写真を撮れたのに残念、なんてことはないよ。

 このフォールする瞬間、クライミングやったことない人はただ恐いだけじゃないかと思うようだけど、多くの場合はチクショー!と声に出すか内心で叫ぶかは別にしても、しくじった自分に対して悪態をついている。はなはだしい場合は夜中に目が覚めて思い出し悶々としてしまう。

 でも実は「多くの場合」ではないかもしれない。モチベーションを高めて、もう少しで完登というところまで追いつめていた場合だけかも。今落ちても足がロープに絡まないか、ヨシ行こうって感じ。勝負に出て、登れたりダメだったり。そういう登りは下で見ているだけでも楽しい。アルパインはもちろん違う、落ちてはいけない、あくまでも所謂スポーツクライミングのハナシ。 (G3)