若者たち

 今年は体験者がすでに9人だけど、この日は未成年(たぶん)が新たに13人も体験者として来訪。去年創設された理科大クライミング部大将の呼び掛けで集まったよう。

 それというのもクライミング部には壁がない。壁のないクライミング部が新部員募集ったって、説得されないよね。ジムは学生さんにはチョット金銭的にきつい。なのでまずはタダの消防署で体験してもらい「これだっ」と思えるなら入部してね、ということかなと。

 全員未経験者ということでサクサク登っちまうのは流石にいないけど、それでもガシガシゴリゴリ何とか終了点までたどり着く若者も数人。この歳で始めれば上手く、強くなるだろうなあ。1年も頑張りゃ、いや半年でG3など置いてかれる。ちゃんとやればね。

 就職、結婚、そして子供できた時がクライミングから離れる三大原因だと誰かが言っていたが、たとえ一時的に登らない期間があったとしても、学生さんの間にクライミングの味を知って、そこそこ登れるようになってしまえばいつでも再開できる。そうすれば体の動くうちは一生楽しめるはず。G3のように中年から始めてもまだ何とか嗜む程度には登っているのだから。部屋にこもっておかしなゲームにハマってなどいないで、若者たちよ、頑張るのだ。

 ところでこれがポルシェなんかに乗ってくれば可愛くないけど、みんな自転車でやってくるのだから何だかとても好感持てる。 (G3)